幸せになりました

幸せになりました【楽羅 編】

楽羅ちゃん。カグラと読みます。

カグラちゃんは飼い主様が急死してしまい当施設にやってきました。

半野良で飼われていたカグラちゃん。
いつも通りお家で目覚め、窓からお外へ散歩に行きました。

夜、お家に戻ると窓が閉められており帰ることができません。

カグラ「あれ?鳴いても窓が開かないにゃ……」

数日、お家に入れず外で過ごしました。

そうです。

飼い主様はカグラが散歩中に亡くなっていました。

カグラ「おじいちゃん!お腹空いたよ!お外寒いよ!」

どれだけ鳴いても窓は開きません。

役所の方が窓を破り、飼い主様が亡くなったことが確認されたその後も、カグラは毎日窓の外で

「開けて!」と泣き続けていました。

ご近所の皆様がその姿を見るに見かね、ご飯とお水だけでもと、命を繋ぎ留めていてくれました。

当施設へと相談が入り、引き取ることにしました。

さすがは元半野良ちゃん、縄張り意識が強いというか、他の保護猫達となかなか折り合いがつきません。
幾度となくバトルの仲裁に入る日々でした。

カグラが女の子なのもあり、特に施設にいる女の子とは相性が悪かった。

そんな困っている中、ついにカグラにお声が掛かりました!

しかも嬉しいことに、先日ご紹介したハツハルと一緒に譲渡してほしいということ!

ひとりぼっちで行くより二人の方が怖くない。
しかもハツハルは男の子でカグラが唯一、攻撃を仕掛けない子でした。

送迎当日、ハルはゴロゴロ寝転がり、カグラは畳んである洗濯物の上に「ここ、ふかふかよ♫」と言っているかのように落ち着きました。

私はというと新しいお家にすぐに順応する二人を見て、もう少し後ろ髪を引っ張って欲しかったです笑

しかし!送迎を終え施設に帰ってくると、里親様から一通のメールが!

私が里親様宅から出発して数分後、二人ともそわそわし出したようなのです!

しかも、二人が寄り添ってお互いグルーミングをし合っていたそう。

施設にいるときは二人のグルーミングなんて見たことがありません。

「あれ?あいつ私たちのこと置いていった?」
「うそ…まじで?」
「これからは二人力を合わせて行かなあかんね?」
「そやな…とりあえず、お互い慰め合っとく?」

みたいな感じでしょうか?笑

二人じゃないよ。新しい優しい飼い主様とそのご家族が、君たちにはいるよ?思う存分甘えて幸せにね!!