私が初めて動物に感心を抱いたのは、ほぼ100%ハチ公物語。 当時小学生低学年だった私はテレビの前で横になり、母に後ろから抱きかかえられる形でハチ公物語を見ていました。
母からは私の表情が見えないのですが、どうやらバレたようで
「あんた、もしかして泣いてるの?」
テレビで泣いたのは記憶にある限りこれが初めてのことで、恥ずかしさというか照れ臭さがあったことを覚えています。でも到底泣くことを我慢できるわけもなく声に出して泣きました。 犬のハチ公が待っていても会えない人を待ち続けることが切なくて。
犬ってすごい!ではなく、会わせてあげて!という気持ちが強かったです。
犬は飼い主を忘れない。飼い主を待ち続ける動物。決して裏切らない。
私は、幸運なことに小学校低学年でその事を知れました。
最近、動物たちのお留守番風景を撮れるカメラが販売されています。
あの商品はとても素晴らしいと思う。
あの商品を購入した人全てではありませんが、間違いなく動物を捨てる人が減ると思う。
全ての録画映像がそうではないかもしれませんが、玄関でひたすら飼い主の帰りを待っている子が絶対います。
動物を手放す方にはそれぞれ事情があります。
しかし、動物を捨てないで!と伝えるよりも、もっとシンプルにわんちゃんはあなたをいつまでも待っている。という事を伝える方がどうにか一緒に生活できる方法を考えてくれるのかもしれません。
人には親がいて兄弟がいて子供がいて友達がいて仕事仲間もいる。
飼われているワンコにはあなただけしかいません。
そう考えると今まで以上に愛おしくなります。