先日の透ちゃんと一緒に連れ帰ってきた、ヒロくんとキサちゃんをご紹介します。
施設に来た時は900g、現在1200gの兄妹です。
ヒロくんは白い仔、キサちゃんはグレーサビの仔。
めちゃくちゃ仲良しで何をするにも二人一緒です♫
ヒロくんはキサちゃんもよくぺろぺろしてあげています。
この仔たちは多頭飼育崩壊により保健所送りになっていた仔たちです。
血統書はないので野良ちゃんをお家で保護しそれからあれよあれよと増えたんだと思います。
猫の繁殖力の強さは凄まじいです。
交わるとほぼ100%妊娠します。
ここから増える速度については、いつもお世話になっている病院様のブログをご覧ください。とてもわかりやすくご説明してくださっています↓
本当に一瞬で増えてしまいます。
お家の子の去勢避妊手術が推奨されてしまう一つの原因です。
もちろん繁殖器系の病気にならないというのもありますが。
最近はありがたいごとに、メディアでも多頭飼育崩壊の現場が取り上げられています。
毛むくじゃらのワンコがトリミングしてもらって綺麗になっていたり……
命が助かってよかった!綺麗にしてもらえて気持ち良さそう〜、と嬉しくなる反面、毎回思うのはもっと現場の状況を放映してほしいということです。
想像以上に多頭飼育崩壊の現場って壮絶です。
この世の出来事とは思えない、まさに地獄絵図です。
私も現場に入らせていただいた経験がありますが、
もちろん凄まじい匂いです。糞尿の匂いは当たり前、食べ物の腐臭、そして動物たちの死臭。
そんな中でも足はズンズン前に進みます。
当時一緒に行った人も匂いのことなんて一つも口にしません。
「ひどい匂いだね、息ができない」なんて思いつかないぐらい現場の景色が壮絶です。
一刻も早くここから出してあげないといけない。という気持ちが何よりも勝ります。
お茶の間にそのような悲惨な場面を晒すわけにはいかないとはわかっているのですが、残念ながら多頭飼育崩壊って多いです。
今のこの施設では多頭飼育崩壊の依頼が来たとしても全てを引き受けることができません。
こちらが二次多頭飼育崩壊してしまいます。
だいたい多頭崩壊を起こした人がいう言葉は「こんなになるとは思わなかった…」です。
いやいや、1組目の時点で気付いて手術できたんじゃないのか?男の子と女の子の部屋を分けれたのではないのか?と思うところですが、それがたくさん起こっているのが現状です。
どうすれば多頭崩壊を起こさないようになるのか?
どう伝えればわかっていただけるのか?
伝えるにしてもどのような伝え方があるのか?
悩み考え行動していきます。