【左 藍ちゃん(ラン)、右 琥珀ちゃん】
先日、当施設宛に一通のメールが届きました。
内容は
「近所から虐待されている8ヶ月ぐらいの白猫がいる。
いつも4匹ぐらいで行動していたが、1匹は姿が見えなくなり、
もう1匹は血と泡を吐いて亡くなった、警察や保健所の職員さんが亡骸を囲んでいたので尋ねてみると、おそらく毒殺されているとのことで、残った2匹は人に擦り寄っていく節があるので、虐待の対象になるのでは・・・・・・」といった内容でした。
当施設は、ノラちゃん以上に生き残れる可能性が低い保健所やセンターからの引き取りをメインに行っています。
まだまだ施設も小さく、保護できる頭数に限りがあるからです。
もちろん、人の都合で野生化した子達に安全な場所とご飯の提供、必要な医療措置を施したいに決まっていますが、私の能力ではまだまだ力不足なのが現状です。
ただし今回の件に関しては既に亡くなっている子がおり警察や保健所職員さんも犯行現場を抑えるため、動いてらっしゃったこともあり、匿わせていただきました。
野良猫ちゃんの中にはお家に入れても数年暮らしていても人に慣れることができない子たちが多々います。
メールのご返信、詳細を聞くためのお電話をするまで時間も限られている中、頭を高速で回転させます。
『いけるか?自分に保護できるか?野良での生活以上に幸せな場所を作ってあげられるか?その子を迎え入れた事によって施設の動物たちに負担とならないか?』
色んなことを考えます。
『あかん、今こうしてる間にも毒を盛られるかもしれない。今回は保護する!』
そうと決まれば、悩んだことが嘘のように迎え入れる準備を始めることができます。しかし判断を誤る、迎え入れ方をミスする、これらがあればすぐに保護施設なんて崩壊します。保護する場所なのに、伝染病で全滅などになれば元も子もありません。
ブログにあげることもいつも悩みます。
「虐待されていた野良猫保護したみたい!」と広まればその他の地域で虐待されている子の保護依頼が来ます。
それって動物保護施設をしてる人としてどうなの?と思われるかもしれませんが、はっきりと申し上げます。
迎え入れるスペースなどがない場合、お断りさせていただくこともあります。
これは動物保護をしている人たちにとってとてつもなく心が痛みます。
しかし、わかってほしい。みんなどうにかできるならどうにかしてる。
その中で不可能と思われることも『どうにかできないか?』と足掻いてる。
自身の私財、自身の未来を投げうっている人がほとんどかもしれません。
でも絶対に保護施設での多頭崩壊は避けないといけない。
ギリギリのラインでどこまでなら自分も死なず動物を救えるか見極めないといけない。なぜならこれが自分が選んだ道だから。
私は、自分も死にたくないけど、動物問題もどうにかしてあげたい。
まさに強欲です。欲を出した分因果応報にして突きつけられる現実です。
じゃあ、何故この記事を書いたのか?何故動物保護事業をしてるのか?書く事によって、保護する事によって、世間様に何を伝えたいのかというと、
行き着く先は、『動物を捨てないで』『きちんとお世話しましょう』です。
猫の場合、譲渡する際、室内飼育でお願いしています。
「家に閉じ込めるなんて可哀想」とも言われます。
でも現に、殺す人、虐待する人が存在します。
昔と違い車もバンバン走っています。農薬だって使われています。
一人で外のお散歩に行ってる時に殺された。死んでしまったとなると
きっと飼い主様も辛い思いをするでしょうし、動物はもっと辛い思いをします。
お世話する!って決めた子をどうか守ってあげてほしい。これが私の望みです。
藍ちゃん、推定8ヶ月の女の子
野良ちゃんとは思えないぐらい懐っこい。
琥珀ちゃん、推定8ヶ月の女の子
緊張してイカ耳状態。慣らし中。
偶然生き残ることができた姉妹を幸せにしてくださる方を探しています。
里親見学の予約に関してはメールにて受付させていただいています。
rk@reef-knot.net
動物保護のご協力をしてくださる方を募集しています。
池田泉州銀行 桃山台支店 普通 155355 一般社団法人 ReefKnot
郵便振替 口座番号【00990 3 196612】 一般社団法人 ReefKnot
重ねて大変厚かましいお願いではございますが、不足しているものを下記のリンク先にまとめさせていただいております。
何卒、ご協力のほど宜しくお願い致します。