皆様、こんばんは。
今更、絵本のことを全然書いていないことに気付きました。
クラウドファンディングを応援してくださった方や、見てくださった方はご存知かもしれませんがこちらのブログでも書かせていただきます。
これまでたくさんの方に動物保護事業に就いたきっかけを聞かれました。
テレビで毎年殺処分のことを観てどうにかできないか?と思ったこと。
傷だらけの猫ちゃんを保護したこと。
保護施設に見学に行き胸打たれたこと。
このようにきっかけはたくさんあります。
でも原点はきっと「ハチ公物語」との出会いです。
邦画のハチ公物語。
古い作品なのでもうご存知ない方も増えてきているのかもしれません。
アメリカ映画、「HACHI 約束の犬」としてリメイクされたのでそんなことはないのかな? 渋谷にはハチ公像もありますしね。
小さい頃、金曜ロードショーか日曜洋画劇場かで観たハチ公物語。
それはもう、吐きそうになるぐらい泣きました。
自分自身めちゃくちゃ小さい子供だったのにハチ公の健気さが理解できました。
犬って凄い。動物って愛おしい。
そして今の私があります。
これまでの人生、何かが欠けていたならば今の自分はない可能性があります。
幼少の頃、ハチ公を見ていなければもしかすると動物好きに育っていないかもしれません。
動物保護事業。辛い思いをしている子達をなんとかしてあげたい。
この気持ちの始まりは間違いなく「動物好き」からきています。
「その活動って動物好きじゃないとできないよね?」という質問に対して、
今となっては「好きこそできないかもしれない」と答えることもあります。
やっぱり悲しいこともたくさんありますから動物が好きな人はその度、心を痛めます。
その痛さに耐えられなくなる人もたくさんいます。
それでも、やっぱり好きじゃないとできない。
もちろん想いだけでは厳しいこともたくさんあります。お金のこととか。
しかしたくさんの問題を解決していくことも結局「好き」という気持ちからきています。
説明が長くなりましたが、私は邦画のハチ公物語で動物好きとなりました。
作品の力は偉大です。
ハチ公物語を見て感銘を受けた人間が動物保護事業をしているのですから。
私は今自分ができることとして絵本を通して、たくさんの人に動物との接点を作りたい。
保護事業をしているからこそ知り得た、保護動物のことを筆に乗せて広めたい。
そして「最期まで幸せに過ごせる動物達を増やしたい」
その気持ちで保護事業と並行しながら執筆しています。
処女作である「おれは待っている」、最初はどうやって広めればいいのか頭を抱えましたが、Twitterで奇跡的に広まり、クラウドファンディングで次回作と共に広めてくださる応援者様達もいてくださり、そして今回第14回絵本・児童書大賞で投票数1位になれるかもしれない。
ここまででも本当に凄いことです。ありがたいです。
1位になれれば大賞をとれる可能性もありますし、大賞となれば商業出版の可能性も出てきます。
自費出版で作った絵本が商業出版化されれば本屋さんに並ぶわけで、もっと多くの方に読まれることになります。
多くの方に読まれればもっと多くの動物達が幸せになれる。
「おれは待っている」は飼い主様と暮らす動物たちが最期まで幸せに暮らせるための絵本です。
「おれは待っている」はこれから動物達と暮らそうと考えている人が今一度動物と暮らすということがどういうことか考えてもらうための絵本です。
きっと読んだ人は何かを感じてくれる! という気持ちに妥協はありません。
読者投票も投票が始まった3日目で1位に躍り出て、昨日まで1位をキープできていましたが、現在2位となっています。
動物保護事業をしている人間が動物達のために支援者さまと作り上げた絵本。
こちらから投票、読むことができます。↓
https://ehon.alphapolis.co.jp/content/detail/3887
どうかあたたかな応援を宜しくお願い致します。
一般社団法人 Reef Knot
飛田 俊