1月11日シグレが旅立ちました。
まだまだ辛いけど、この辛さを次に繋げられるように、無駄にしないようにします。

獣医でもない、あくまで私の経験談なので、一つの意見として見てくださればありがたいです。

白血病は感染してしまうので隔離が必要になります。
中にはノンキャリアの子達と一緒にされているお家もあるかもしれませんが、こちらは保護施設となるのでお部屋を分けています。

そして白血病の発症も大体3年〜4年以内に発症し、仔猫では一歳未満で発症してしまう子も多くいます。
発症する原因はストレスや免疫力が下がっている時と言われています。

保健所で血液検査をしてくださるところだと、エイズ白血が陽性反応が出た時点で処分となるところもあります。

保護施設でも、お部屋の大きさも限られているので、白血キャリアの子を迎え入れられないところもあります。

シグレが来る前から、施設にはハトリという白血キャリアの子がいます。
シグレとアヤメとアキト、3匹でハトリと暮らすことになりました。

ハトリはとても面倒見が良く、仔猫の3匹のお父さん代わりをしっかりとしてくれました。

3匹は風邪をひいていたのですが、治療してもなかなか治ってくれません。
完治した!と思ってもすぐに風邪をひきまたしてもなかなか治らないことが続いていました。

病院も複数行かせてもらい風邪の処置をしては治ったり長引いたりを繰り返しました。

先生に「白血病だから治りにくいとかありますか?」と聞くと、
「その可能性もありますね」とのことでした。

風邪で元気がないのか発症しているのかがわからない日々を過ごしました。

シグレはめちゃくちゃ懐っこくて部屋に入るとすぐにゴロゴロ頭を擦り付けて来る子でした。


発症してからはご飯も食べなくなり、強制給餌も嫌がります。

治る病気なら励ましながら強制給餌もできます。
でも治らない病気なのに強制給餌をする自分がいます。
もう本人の意思に任せてゆっくりと逝かせてあげた方がいい、というのはわかっています。

それでも、ほんの少し口に含ませてみて、食べるのか食べないのか、「今日は」食べるのか食べないのか、もしかすると「明日は」食べるかもしれない、そう思って強制してしまいます。

最後の記憶は「美味しかった」「たのしかった」であってほしい。

発作を起こすようになり、ぐぅぅっと身体をしならせます。

眼を見開いたシグレは私を見つめました。
「もう終わらせてくれ」なのか
「ありがとう」なのかわかりません。

最期は口を大きく開け、声にもならない鳴き。
シグレの心臓の鼓動が止まりました。

第一声が「お疲れ様…」
第二声が「ありがとう…」

発症してから苦しませたというのが正直な感想です。

白血病キャリアの子を看取るのは2回目。
この子達にとってどの行動が良いのか、気持ちの持ち方をどういう風に持てば良いのか、これからも考え続ける日々です。

シグレ、最後までハトリと兄弟たちと一緒にいれて幸せやった?

もう苦しまんでいいからね。
虹の橋の麓で待っててね。
また、会おうね。

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