お外での広報活動中、
「保護施設ってさ！貰ってください！っていう割に審査厳しすぎません！？」と、めちゃくちゃお怒りな方、たくさんいます。
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今回はこの内容に触れていきます。
上手に説明できるかな…
伝わってほしいな…
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大体が譲渡を断られた方や面談中に「何でそんなことまで聞かれらなあかんの！？」と途中退席された方がこう言われることが多い印象があります。
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私が面談したわけじゃないですし、その場に居合わせたわけでもないのでどちらがどうだ！と言えないですが、まずは保護施設側の考えを。
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何度も言いますが、私個人の気持ちですよ！
一つの参考程度でお願いします。
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施設にいる子の殆どが何かしらの辛い思いを経験して施設にやってきます。
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第一前提にもう一度辛い思いをさせたくない！という気持ちがあります。
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じゃあ何か！？私が捨てるとでも言いたいんか！？って聞こえてきそうですね💦
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いきなりそのこと伝えたらダメなんですよ。
誰でもそう言われると『自分が疑われてる』と腹立つんです。
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まずは「あなたがそうである」と言いませんが…から話をスタートします。
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現実として施設には飼い主様と離れ離れになってる子がいますし、この子達の飼い主様は自分が手放すことになると思って飼い始めたわけじゃないですからね。
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飼い始める前は飼えない問題が起こる前ですから「最期まで一緒にいる！」って言えますし思ってるんです。
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でも予想外のことが起こるんですよ。
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その予想外のことが起こった場合、どのような対策を考えてくださっているかをお聞きしたいんです。
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私も最初譲渡に携わらせてもらった時は、「貰ってください！ってお願いしてるのに面談するの？ 私って何様！？」なんて思ってました。
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断られるケースとしてありがちなのは「年齢制限」でしょうか。
55歳までというところもあるし、保健所では66歳までですね（地方によるかも）
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実際80歳の方が「子猫ほしい」と言って来られます。
「貴方が先に死ぬ可能性」を言うわけですけど、中には自分が先に死んだら何があかんの！？って人もいます。
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残された子のことを考えてくれない方もいる。
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全部一からこちらの動物と暮らすということを説明します。
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ワンちゃんで飼い主様から以外一切ご飯を受け付けない子がいたとか、飼い主様のこと追ってしまう子がいるとか。
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「私は猫ちゃんは長生きしてほしいって思ってるし、それまで貴方と暮らしてほしい。看取ってあげてほしいと思ってる。大丈夫ですか？」的な質問をし、結局「貴方の方が先に死ぬかもしれない」ということを伝えます。
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それはもう、はっきりと伝えます。
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「今から飼っちゃうとね、その子を残して私が死んでしまうからね…もう飼えないんよ…」と泣きながらお話しされる方だってたくさんいます。
そういう方にこそ貰ってほしいなって思うんです。
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それでも説明の仕方を間違えると80歳の方が「断られた！」と言ってペットショップで子犬、子猫を買ってしまうんですよ。
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それって本末転倒なんです。
保護施設の子を貰ってほしいと思っているのにその結果と逆のことが起こってしまう。
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だから何が何でも「理解」してもらわないとダメなんです。
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ん？80歳が仔猫？いや無理っしょ！ってズバーン！と断ってしまうとそういうことが起こってしまうんですよ。
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残念ながらどんな断り方をしても仔猫を買ってしまう方もいるかもしれません。
それが無くなるようにこちらを書いてるわけですけど、SNSをされているご高齢の方もまだまだ少ないので、やはり口頭で伝えるためお外の広報活動をしているわけです。
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でも若くて亡くなってしまう人もいます。
不慮の事故とか。
現に、私と同世代（40代前半）の方が車での事故で亡くなり施設に来た子がいます。
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こう考えると年齢制限にどれほどの意味があるのかわからなくなってきますね。
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保護活動をしている私だっていつどうなるかわからない。
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結局のところ「何が何でもこの子を残して死ねない！絶対に最期まで一緒にいる！」という気持ちを見させてほしいのです。
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何様だ！となるかもしれませんが、たとえ仮だとしても施設の子達は保護主の大事な「家族」なんです。
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保護猫を施設から迎え入れる方はどうかそのことをわかってほしい。
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人は動物と暮らせば幸せを感じることが多い。
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でも保護事業をしている私は、天秤が動物側に傾いているので、保護動物に幸せになってほしいんです。
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正直虐待目的もいます。めちゃくちゃ神経使っています。
これはまた別のお話しで。
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うまく伝えられたか微妙ですが、何度もお伝えしたいと思います。
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長文目を通してくださりありがとうございました！
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