【豊中市東泉丘にて保護】
※少し血が写っています。苦手な方はスルー推奨。

「急に猫ちゃんが庭にやってきたのですが…」
というご相談が。

ご連絡くださった方は猫ちゃんの知識が少ないようで、どういう状態なのかわからないとのことでした。
詳しくお話を聞くと、
・三毛猫ちゃん
・耳カット無し
・手からご飯を食べる
・目ヤニを取らせてくれる
・昨日の雨に打たれたようで濡れている
・弱ってそうな気がする

「それは…飼い猫ちゃんなのでは…?」ということで現地に向かいました。

到着し、しばらくすると
「むにゃお〜ん、むにゃお〜ん」と明らかに元気の無さそうな鳴き声が車の下から聞こえてきました。

覗き込むと、うずくまっています。

車の下に入り込み手を伸ばすと逃げない。
顎の下をコチョコチョしても怒らない。
むしろゴロゴロ言ってる。

そのまま首根っこをぎゅむっと掴み車の下から出しました。

少し脱水しているけど外傷は無し。
夜は施設で様子を見ていたのですが、爪が伸び過ぎて肉球に突き刺さっていました。


刺さっている爪を抜くと血がドバドバ…
消毒し、お薬をぬりぬり。
すぐに血も止まってくれました。
お顔も身体もサラッと拭くだけで真っ黒…
お口も悪く、グルーミングするのも痛くてできなかったのかもしれません。

翌る日の朝、病院へ。
手術痕があることから避妊手術済みでした。
さらに15歳から20歳のお婆ちゃん猫でした。

ここで飼い猫ちゃんであることがほぼ確定しました。
お外の子でしたら耳カットされているはずですから。
伸びすぎた爪も普段は飼い主さんが切ってくださっていたのかもしれません。
雨に濡れていたのも濡れない場所を探せなかったのかもしれません。
お腹が空き、尚且つ高齢で動く元気も無かったのだと思います。

最近、野良猫ちゃんの相談の中で、めちゃくちゃ懐っこい子が多いです。
警戒心がほぼ無い飼い猫のような子が。
病院の方ともお話ししましたが、多頭飼育崩壊や飼い主様が介護施設へ入るなどの時、外に出されてしまう子が多くいるとのことでした。

先日の新聞に掲載されましたがその後「保護相談がダントツ多い」のも繋がってきます。

相談するところがわからない人が多いのだと思います。
それ以前に、飼う前に深いところまで考えてくれる人が少ないのかもしれません。

この子はどういう経緯で外にいたのかわかりません。
ひょっとするとこの投稿を見た飼い主様が駆けつけてくれるかもしれない。
(連絡すべき機関には連絡済み)

とりあえず、ご相談してくださった方からたくさん御礼を言われましたが、御礼を言うのはこちらの方です。
ご連絡いただけたおかげでこの子は厳しい状況を脱することができました。

なにより、施設にタイミングよく入れてあげられるスペースがあって本当に良かった。

この子のお名前ですが、桃山台駅付近ということで「桃ちゃん」と名付けました。
桃ばあちゃん🍑
可愛いですね☺️

稲津の「いなずま君⚡️」と一緒に「名付け、安直過ぎん!?」って怒られそう😅

まー、可愛いから良いよね💕

まずはご家族の方、こちらで保護しております。
ご連絡をお待ちしています。