こんなことがありましたシリーズ

【Instagram 2023年2月17日投稿分】

男の子
推定10歳 
体重5キロ

飼い主様に先立たれ、娘さんからのご相談でした。

娘さんの息子さんが猫アレルギーで引き取ることが難しいとのこと。

お母様が亡くなり、その後の葬儀のことと並行して里親探し、保護施設探し。

大変ですよ。

ただでさえ葬儀が終わるまで悲しむことすらできないというのはよく聞きます。

当施設も先日、大和と撫子が貰われたことがなければ迎え入れが難しかったです。

たまたまタイミングが噛み合っただけでした。

ひょっとすると今も保護依頼の相談を色んな団体さんにしていた可能性もあります。

どこの団体さんもパンパンのはずですから。

迎えにいきましたが飼い主様以外は触れないようで、押入れの中に隠れていました。

シャーと怒ることもなく固まる感じの優しい子。

早々に同行していたスタッフが捕まえキャリーに入れると娘さんは驚かれていました。

「やっぱり猫ちゃんは大丈夫な人がわかるのですかね?」

という問いに
「いや、この子は人は大丈夫な子だと思いますよ」と返しました。

飼い主様がしっかりコミュニケーションを取られていたからだと思います。

飼い主様と猫ちゃんの暮らしていたお家はとてもキレイで生活感に溢れていました。

聞くと飼い主様は急死。

いきなり大好きな人がいなくなる。

ルピは悲しんでいるでしょう。

やっぱりどうしても私は飼い主様の方が長く生き、この子達を1人にしないでほしいと強く思う。

言葉がわからない、心の声が聞こえないからこそ想像してほしい。

飼い主の想像はきっと正しい。

間違えてたとしても大きくはズレてないはず。

愛して愛して愛し抜いてる子のことが誰よりもわかるのは飼い主様であってほしい。

「もし私がどうかなってしまったらこの子はどうなる?」

そう考えた時、どのようにしておいた方がいいか答えが出るはず。

少し縁起でもない言い方になりますが、私たちが明日も生きてる保証なんてないですよ。

伴侶動物のための行動を起こされる人が増えますように。

名前の「ルピ」は元飼い主様がつけてくれた名前のままです。

娘さんも後日施設へ来てくださるそうです。

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